冬さえくれば いくらか
変わるは ずさ それだけで
君さえくれば いくらか
変わるは ずさ それだけで
待ち草臥れて
燗 れた夏は
土手の向こうに
打ち捨てといて
倦 怠い君も
土手の向こうに
埋めてしまった
土手の向こうに
埋めてしまった
夏さえ去れば いくらか
変わる はずさ それだけで
君さえ去れば いくらか
変わる はずさ それだけで
待ち草臥れて
ま た来る夏は
土手の向こうに
打ち捨てといて
倦 怠い君も
土手の向こうに
埋めてしまった
土手の向こうに
埋めてしまった
冬 の匂いを みたんだ
冬 の匂いを みたんだ
冬 の匂いを みたんだ
冬 の匂いを みたんだ
冬 の匂いを みたんだ
冬 の匂いを みたんだ