ずる休みした公園 通り過ぎて行く
あなたといつも 語り合った
見慣れた町も過ぎて 懐かしい川 越え
震える体 抱き しめてく
ためらい 服脱げず 靴下の まま
ベッド に入る あなたと
幼い胸と胸を 合わせて誓った
心は声に ならなくて
あなたの裸さえも まっすぐ見られず
目を逸らしたまま あな たを待つ
く もった ガラス窓に 父の 笑顔が
浮かん では消え 去って行く
愛の意味さえも 知らないまま に
体を 重ね 見つめる
ポケットにしのばせた リンゴを取り出し
ふたりで齧り 慰め合う
うつくしい山並みに 雪が降り積もる
見上げた夜空 星が泣いて
後 悔 しないでしょう
並んで歩く 大好きな町 ゆっくり
体に 残る 余韻が笑う あなたの