朝もやの中に ひとつ こだまする汽笛の音
こたえはいつも ひとつ いつもこだまは ひとつだけ
子供らは 泣きじゃくる 腹をすかし泣きじゃくる
私に 出来るのは ただ 泣きつかれ眠るのをまつだけ
お願いだ! 聞いておくれ 街に住む お偉い方
この子らが泣かないように 鉱夫の祈りを聞いておくれ
凍りつく土の下で 鉱夫の汗は流され
凍りつく鉱夫の下に 石炭は眠りつづける
家族らは今日もまつ 深く頭をたれて
子供らは帰りをまつ 今日の日の終りを
お願いだ! 聞いておくれ 街に住む お偉い方
この子らが唄いだすように 鉱夫の祈りを聞いておくれ
お願いだ! 聞いておくれ 街に住む お偉い方
この子らが唄いだすように 鉱夫の祈りを聞いておくれ