街角で聞いていた 歌の中に愛を捜した
都会の横顔 は 灰色の沈黙を守る
知らない人たち が 川のように目の前を流れてく
景色の一部のように たたずめば風に似た自由
帰る場所を 失くしてから僕はこの街を愛した
孤独と隣り合わせに安らぐ
あたたかすぎる 故郷(こきょう)の掌(てのひら)から逃げたかった
――― たとえそこに愛が残っていても
名前も理由(わけ)も告げずに
僕はただ黄昏に埋もれてく
心に踏み込まれない 優しさと冷たさの中で
嘘を食べすぎた大人の心の中のナイフは
錆びついてしまうと思っていた
指の隙間から こぼれた夢も幾つかあったけど
答えは一つだけじゃないと知った
廃(すた)れてゆく傍( かたわ)らで
少しずつ表情を 変えながら
新しくビル が建つ その上でクレーンが 三日月に吠える
明日がもたらす世界を 見るために
風のように小石のように
自分にさえ縛られず
――― 心には銀色のナイフを持て
ま ばたくように 短い 人生がメ ロディをつ づるだろ
ラララ ・・・・・・・・
C#/G#onC/B♭m/G#/F#/G#/C#/G#/C#/G#onC/B♭m/G#/F#/G#/C#