描いてない 未来が僕らを待つ これからと
戻らない 時間の先にある過去の 間で
憧れは時として一つの根拠を 必要としている
夜風のサキソン
枕の向こうで見る 夢のように
ぼんやり 隠れてる三日月の 暗闇は
思い出すかつての記憶ですら
静かに 吸い込む
過ぎ去りし夏の日は
ご機嫌なTシャツで
日溜まりでダンスをしてた
あの子の事ですら 忘れそう
白熱灯を消し 窓を開けると
異国の風が そっと囁く
俺らに過去などはない
本当は 物語のような結末を 求めて
最後には有り触れた事しか言えず 死ぬがいい
深い 森の中に潜む僕の心 誰か わかれよ
汚い 言葉に
隠された真実を
あの子は知っている
日溜まりでダンスをしてた
あの頃
港湾越しに見た 追憶の果て
現実なのか 問いかけたら
いたずらに風が笑う