E♭7
あまりにもさり気なく消えてしまった
息の根を止めたのよ この部屋で
見開いた目の色は天使のように無垢だった
それだけは憶えてる
消えそうな温もり 誰か来てよ
永遠の愛など 邪魔だった
E♭7
灰になって踊るだけ
いつの間に朝が来て 夢じゃ無いと
確かめた 可笑しくて微笑んだ
E♭7
白い肌 好きだった長い睫毛
さかさまに残された呪縛の日
赤い靴履いたら思い出すわ
あまりにも陳腐な昨日の台詞
手を離したら 知らないわ
気が付いたらもう遅いの 私は居ないわ
E♭7
密やかな企みもすぐに厭きて
さかさまに色褪せた堕落の日
朝露を浴びながら鳥が鳴けば
あまりにも自由な明日の私
手を離したら 知らないわ
気が付いたらもう遅いの 私は居ないわ
赦し過ぎたの何もかも
もう行かせて そんな顔で抱きしめないでよ
抱きしめないでよ