傘の要らない 恋雨 が
胸をつきさす 朝の駅
手枕 ゆえに 乱れた 髪は
櫛を入れずに とっときますと
泣いて 微笑った 襟 元が
少しくずれた くずれた あ あ いい 女
惚れて女の 花を 知り
好いて男の 雪を知る
抱か れて いても 季節がず れる
肌の痛みを お酒にまぜて
呑めず こぼした しみ跡か
少しよごれた よごれた あ あ いい 女
汽車は別れを 告げた のに
愛はこれから 始発駅
この まま ひとり 帰したな らば
他の男に だまされそうな
うしろ 姿で 悩ませる
少しみだれた みだれた あ あ いい 女




























