G6/
二十年前に買ったの 同じ茶碗 を
古いアルバムの写真の 端に見えてる
二人きりで住んでいたの 儚い 夢 と
有り余る程の時間を 持て余 してる
あ あ 気がついたら 夢は子供になり
あ あ 茶碗 の 小さいの 一つ増える
剥げた色の ふちを 今日も 口に運 ぼう
ほら 長い長い 日々を 今日も 繋ごう
少し 割れた底に こびりついた過 去まで
かき込むの よく噛んでね 同じ茶碗 で
五十年前の笑顔は そのアルバムで
有り余る程の髪の毛 持て余 してる
あ あ 気がついた 二人 河童になり
あ あ 湯船 に浮か ぶ島 雪のように
禿げた君の 髪を そっと 櫛で梳 かそう
その 長い長い 髪を 今日も結わこう
二人きりの居間に あの笑 顔が 浮 かぶの
ゆっくりと よく梳いてね 曲がった櫛で
剥げた色の ふちを 今日も 口に運 ぼう
ほら 長い長い 日々を 今日も 繋ごう
少し 割れた底に こびりついた過 去まで
飲み込んで よく噛んでね
二人で買った 同じ茶碗で
G/


























































