冬の海は遊泳禁止で
なんか誰もいな くていい感じ
映画でした見た事ないような 船が来るから
ここで待ってよう
ウミネコの巣は 岬のはしの灯台の上にあるけど
乗りおくれたら最後だから
ちゃんと水平線を 眺めてなきゃ
僕らはずみで 首をしめたり
心まで しめたりしてしまうけど
ねぇ ねぇ 僕の目を見て
ねぇ ねぇ そらさないで
ねぇ ねぇ 四六時中
こんなにも大好きで 大好きで
冬の海は水銀みたい
太陽は 溺れてく寸前
きっといつか流した涙も
この海に帰っ ているんだね
ウミネコの巣で身を寄せあって
ヒナ達が眠っ ているように
僕達も体をくっつけて
2人の体温で あたためあおう
笑っちゃうくらい 動きたくない
ここ以外 行くあてもないんだけど
ねぇ ねぇ 僕の目を見て
ねぇ ねぇ そらさないで
ねぇ ねぇ 四六時中
こんなにも大好きで 大好きで
ねぇ ねぇ 僕の目を見て
ねぇ ねぇ そらさないで
ねぇ ねぇ ちゃんと見ていて
ねぇ ねぇ 離れないで
ねぇ ねぇ 例えばこれが
ねぇ ねぇ 嘘だとしても
ねぇ ねぇ 四六時中
こんなにも 大好きで 大好きで
大好きで――――。
冬の海は遊泳禁止で
なんか誰もいな くていい感じ
灯台の明かりは届くかな?
そして僕達もい なくなっていい感じ